玄昌石は雄勝石

弊社で扱っている玄昌石ですが
東日本大震災の津波被害を生き抜いた雄勝石を一つ一つ加工して作っています。
玄昌石を使った新商品のIDペンダントを加工中ですので
その前に雄勝石のことに触れてみたいと思います。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/nikkori/
雄勝石は 宮城県石巻市雄勝(おがつ)地区の2億3千〜5千万年前の地層から産出する
黒色硬質の粘板岩(ねんばんがん)で、
玄昌石(げんしょうせき)とも呼ばれています。
雄勝がまだ海の底だった頃に
堆積した粘土や泥が長い年月を経て岩になったものです。
一定の方向に力を加えると、薄いプレート状に割れるのが特徴です。
圧縮や曲げに強く、吸水率が低いため経年変化しにくく
その特徴を活かし、古くからスレート(石瓦)材としても
歴史的建造物などに利用され、
平成24(2012)年の東京駅丸の内駅舎保存復原にも、
東日本大震災による津波の跡から見つけ出された
雄勝石のスレート約1万5千枚が用いられました。
玄昌石の「玄」とは「すべての色を溶かしこんだ色」という意味なんですって。
震災後 雄勝石産地は 大きな被害があり
当社の石巻雄勝町のお取引先様にも 筆舌できないご心痛
ご苦労があり大変な思いを通過され
言葉は なんと無力かとかける言葉を持ちえませんでした。
弊社の韮崎にある工場は 玄昌堂が屋号です。
雄勝石である玄昌石を扱わせていただきまして
雄勝の玄昌石を加工し この2億5千万という地層のエネルギーを持つ石を
日本では唯一 弊社にて手作りで
根付やお守りを心を込めてお作りさせていただいております。
日本の12干支や 家紋、日本の神様、そして現在開発中の
石にパワーオブライフ、陰陽、フトマニ、渦巻き、五亡星等の幾何学模様を入れ
裏にIDを入れて 安全安心を得られるツールとしてペンダント、根付の
発売準備をしていますので 皆様に是非
手にしていただければと思っております。
現在は無い(石巻市 雄勝硯伝統産業会館)の
雄勝石を使った産業、硯の加工工程を参考ページとして掲載しました。
http://www.mediaship.ne.jp/~elsoshu/my%20home%20p/suzuri.htm
2013年10月24日
進まない復興-被災地が直面する課題
大里倫弘さん(東北共益投資基金 アドバイザー)の記事
http://kyoueki.jp/information/information-132.html
被災地 当時と今(9)/石巻市 雄勝硯伝統産業会館
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news
先月も 当社社員が石巻に出張に行きましたが
まだまだ立ち行かない現実のようでした。
本当に今も尚 様々な痛みの中で生活されていらっしゃる総ての方が
絶望から いつの日にか生活の中に希望と喜びが光となって感じられますように...
行政や都市開発。復興のお金が 私利私欲に使われませんようにと願い
普通の日常の生活を 一日も早く送ることができますようにと祈るものです。
弊社商品加工の様子も このブログにてまたご紹介していくつもりですので
お待ちくださいませ^^