高齢者の認知症の原因を脳に求めるのは無理

愛する家族を守る!IDペンダント☆ナビゲーターえんどうえいこです。
今回は 海馬はとても繊細な記憶の司令塔で
壊れやすい精密機械のような性質を持っている話から...
海馬の神経細胞は、脳細胞のなかでもとりわけ繊細で、
こわれやすい。
虚血、酸欠、衝撃、ストレスなどで脳がダメージを受けると
まず海馬の神経細胞から死んでいく。
アルツハイマー病が海馬の萎縮(神経細胞の減少)
から始まるのもよく知られている。
東日本大震災が起こった後
PTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉を
耳にされたと思いますが
極端な恐怖や 配偶者、身近な家族の死や喪失感により
ストレスで海馬に異常が現れる。
海馬が 壊れることになってしまうと。
海馬は繊細で 精密機械のようで壊れやすいと聞きました。
ここから私事になりますが
私の母は 配偶者の父が突然脳出血で倒れ
言葉を交わすことなく3ヶ月の闘病後息を引き取り
その2年後昨日まで普通の生活をしていたのに
その日の朝私の兄である長男がまた脳出血で救急車で運ばれ
夜には突然命が尽きてしまうことを経験し
その現実を受け容れられない様子でした。
そしてそのショックと孤独感から アルツハイマーが進んでいきました。
きっと認知症が水面下では 始まっていたのでしょうが
だんだん気力が無くなり寝込むようになり
現実から遊離して自分の世界に閉じこもることで
自分を保とうとしていたのでしょう。
脳の萎縮と変化は 検査でわかりました。
が 脳の萎縮や変性があっても認知症の無い人はいくらでもいるし
逆に萎縮、変性がなくても
認知症の症状を見せる人も多いという現実があるのです。
それまで認知症は 脳の病気である、と思っていた私にとって
母のアルツハイマー病診断の経緯や進行具合を見ていて
また 現実的に母が
生きる希望を失くす様と生活態度を見ても
高齢者の認知症の原因を脳に求めるのは無理ではないかという
三好春樹さんの
現場からの見方と関わり学『認知症介護』の本は
とても共感し納得するものがありました。
問題行動の無い正常な範囲を広げることが出来る介護
医療の側から 脳に原因を求めるのも
心理に原因を置き 過去の人生の失敗
母子関係が上手くいかなかったトラウマに
起因すると考えるのも あるとは思うのですが。
過去とは 事実でなく記憶。
事実ではなく、無意識に選んだ事実や
時には思いこんだことを過去としてしまいこんでいる。
だから過去は変えられる。
過去が変わっていくような現実の生活作りには
認知症があっても9割ぐらいまでは問題行動が解消して、
それなりの落ち着いた生活を実現することが可能だそうです。
私の母が まさにそうです。
グループホームに入所の 3ヶ月ぐらいは自分の環境が変わったことで
動揺がありましたが 今は落ち着いた生活を過ごしています。
医療は 認知症が重くなればなるほど
問題行動が増えて、生活が大変になる。
という見方で認知症が軽くなれば問題はなくなると考えて
認知症を軽くすると称する薬をいっぱい出す。
徘徊、不眠、不穏行動、暴力行為、無為自閉等がある問題行動を
なくす為に...
が 入院後には
僅かな期間で目がとろんとしてしまった方や
錯乱状態になり家族も解らなくなる人
トイレに行けないからとオムツを当てられ
ごそごそしているからと手足を縛られたとか
症状が悪くなってたり 逆に問題を作り出している現状に驚く家族がいるのです。
それに対して 介護がやろうとしていることは
介護は医療がめざしているように重い認知症を軽くしたり
正常に戻したりすることはできないが
問題行動の無い正常な範囲を広げることが出来る。
少し問題行動が残っていても
優秀なスタッフが関わることで
一日ニコニコ笑って過ごし
夜はぐっすり寝るということが可能になる。
人間とは 何か?人間の意識や精神が
脳で作られてるという医療関係者にはない
介護に携わる方の 無意識の豊かさ、優しさ。
無意識としての言語に
認知症老人がお穏やかになる姿を 私も母のグループホームで
その入所のときのお顔と違い お優しいお顔になり
居心地のよさそうにされている姿に感動を覚えていましたから。
認知症であっても 現状維持で今残っている出来ることを
継続させる配慮にも感謝しています。
続きは 認知症老人のケア
特に老人を認知症に追い込まないようにするには?
という問題に対して
『認知症老人へのケアの7原則』
なぜ 「7原則」なのか?を三好春樹さんの本からまた
内容と共にお伝えしたいと思います。
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